ものづくり補助金は、生産性向上に貢献する革新的サービスの開発や試作品開発、もしくは生産プロセスの改善などを行うための設備投資を支援する補助金です。
そのため、ものづくり補助金の採択を受けるためには、事業計画書にまとめた事業の内容が革新的といえるかがポイントです。
そこで、今回は革新性にテーマを当てたいと思います。
■ものづくり補助金で重要となる革新性
ものづくり補助金という名称だけを聞くと、ものづくりにつながることならどんなことでも補助金が得られそうな感じもしますね。
しかし、この補助金制度では革新性を求めています。
これからの時代や社会のニーズにマッチした革新的な製品やサービスの開発を通じて、事業を拡大する必要があります。
そのうえ、企業や個人事業主が生産性を拡大し、収益を向上させられる事業でないと補助金が得られません。
具体的に求められる要件として、技術面において革新的な製品やサービスの開発を行うことが求められます。
ただ革新的であるだけでは足りず、現状の企業や事業の課題を解決するものであること、新たに開発する製品・サービスの市場性があること、企業の収益性や生産性を向上させることも必要です。
さらに、地域経済への貢献など、国の政策にも合致していなくてはなりません。
つまり、革新性を満たすためには、ただの夢物語で終わるようなアイディアを提案するだけでは足りないのです。
それがなんらかの国の政策にも合致しており、かつ実現可能性があり、企業の現状抱えている課題を解決してくれることが必要です。
国や企業にとって求められるだけでなく、市場のニーズもあり、企業が生産性を伸ばして収益をアップできるものであることも求められます。
■ものづくり補助金で求められる革新性
ものづくり補助金で採択されるためには、ただ最新の革新的な設備を導入しただけでは通りません。
事業計画書で現状の課題を解決し、新たな市場を開拓して生産性と収益性を伸ばせる革新的なビジョンに基づき、将来展望があるストーリーをいかに展開できるかが大切です。
単なる夢物語ではないことを示すために、新たな設備を導入することで、品質改善・生産性向上への効果を客観的な数値で示すことや、改善のための具体的な取り組みをしっかりと示す必要があります。
具体的な取り組みだけでなく、期待できる将来の展望についても客観的なデータで示し、具体的な目標値を提示できるとベストです。
■まとめ
ものづくり補助金の採択を受けるには、革新的な製品やサービスの開発、設備投資であることが求められます。
単なるアイディアの提案や実効性に乏しい夢物語を描くのではなく、具体的な内容を提示し、企業の生産性や収益性も向上できる事業計画を立てましょう。
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