ものづくり補助金の審査にクラウドファンディングはどう影響する?

ものづくり補助金を受けるときに審査で考慮される点として、クラウドファンディングの利用の有無があります。
事業資金の調達方法が、補助金の審査に影響してくるのです。
ここでは、クラウドファンディングで事業資金を調達するメリット、審査への影響などについて説明しています。

■資金調達法はクラウドファンディングがおすすめ

クラウドファンディングで資金調達をすることで、ものづくり補助金を受けられる可能性が大きくなります。
クラウドファンディングの出資者の特徴を見れば、展開する事業における世間の注目度が見えてきます。
大勢の出資者が集まり、多額の支援をしてもらえる事業者は将来性があると判断されているわけです。
さらに、出資金に関しては借り入れに該当しないため、財務状況の悪化を避けられるメリットがあります。
ものづくり補助金の審査では、財務状況が健全かどうかがチェックされます。
資金繰りにひっぱくしている状態では、今後の事業運営が厳しいと判断されるかもしれません。
革新性や将来性はもちろん大切ですが、それ以前に健全に事業運営を継続できるかが問われるのです。

■マーケティングとしての側面も

クラウドファンディングには、さまざまなメリットがあります。
商品開発をする前の段階から、商品の売り込みができてしまうのです。
出資者からの支援に加えて、一定の知名度を確保することにより、マーケティングの効率化にもつながります。
資金を集められる企業は将来性がある、つまりニーズが高いと判断されるのです。
そのため負債となる金融機関からの借り入れよりも、クラウドファンディングで事業資金を確保したほうが、ものづくり補助金を受けるうえで有利になるわけです。

■データで市場ニーズを探ることができる

ものづくり補助金は、給付金ではありません。
高い市場ニーズを生み出す中小企業や個人事業主を支援する目的で、支給されるものです。
そのため、ニーズのある事業であり、かつ継続的な活動が見込めることなどが重視されます。
クラウドファンディングを利用するメリットに、市場ニーズの検証があります。
出資者から出資を受けるときは、金銭に加えてニーズというデータも手に入るのです。
革新性のある事業かどうか示すためには、データという数字を集めることが何よりも大切です。

■まとめ

クラウドファンディングで大勢の出資者から支援を受けることができれば、将来性のある事業だと評価してもらいやすくなります。
ものづくり補助金を受けるためには、革新性や将来性などをデータとして示すことがポイントです。
出資者からの出資金額・人数などは、市場ニーズを知るためにも役立ちます。
金融機関からの借り入れとは異なり、負債に該当しない点もメリットです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

コメント

コメントする