「1:補助事業の具体的取組内容」に記載する2つ目の内容は
- 前半:既存事業について(経営状況、SWOT分析など)
- 後半:新規事業(補助事業)について(新製品・新商品・新サービスの内容、転換方法、導入する設備など)
を記載することになっています。
事業再構築補助金に限らず、補助金に申請する事業計画書では
- 日本経済・世界経済は〇〇の状況になっている。
そのため、当社も〇〇の状況になっている。 - 改善のために〇〇という新規事業・新プロジェクトを行う計画を立てている。
そうすれば収益が〇〇になる予定である。
しかし、そのためには〇〇が足りない・課題を抱えている。 - つきましては、〇〇を導入するために補助金を出資してほしい。
の流れがよく使われます。
つまり、「1:補助事業の具体的取組内容」②に記載する内容は
前半は
1.日本経済・世界経済は〇〇の状況になっている。
そのため、当社も〇〇の状況になっている。
の部分、
後半は
2.改善のために〇〇という新規事業・新プロジェクトを行う計画を立てている。
そうすれば収益が〇〇になる予定である。
しかし、そのためには〇〇が足りない・課題を抱えている。
の部分を具体的に記入していくことになります。
◆現在の事業の状況
会社名
所在地
創業年
既存事業の内容(概略)
代表者名
企業の略歴
略歴としてはまず、創業年、創業者名や創業地、創業時の事業内容を記載します。
移転したことがある会社であれば、移転した年代や移転先の市区町村名
現在の代表者に変わった年といったことも記載します。
社名変更や他社を買収したり合併したといったことがあればそれらも記載します。
写真
- オフィスのある建物や店舗の外観
- 看板や表札
- オフィス・店舗の内観
- 製品・商品そのもの
- サービス提供時の様子
といったものがわかるものを掲載します。自社のWEBサイトから転載してもかまいません。
建物や店舗の外観、看板や表札
これらの写真を載せることで、本当に事業をやっている、補助金詐欺ではないんだということも伝わります。
オフィス・店舗の内観
飲食店や美容院など、雰囲気や居心地の良さをウリにしているお店は店舗内の写真を載せるといいでしょう。
お客様を本当にお招きする環境をきちんと整えているということも大事です。
工場の内観写真があると広さや機械設備が充実していることが伝わります。
製品・商品そのもの
製造している製品や販売している商品などの写真です。WEBサイトに掲載している自社製品の写真や、飲食店であればメニュー写真を掲載します。
サービス提供時の様子
どんなサービスを提供しているのか、サービス提供する様子を写真で示します。審査員の中小企業診断士は男性が多いので、特に女性向けのサービスについてよく知りません。最初のイメージをきちんと持ってもらうために写真やイラストを上手に使いましょう。
◆顔写真はNGに
事業再構築補助金では代表者や役員、スタッフ、お客様の顔写真を載せることは個人情報の観点から禁止されることになりました。
公募要領(10.事業計画作成における注意事項)にも
※事業内容に直接関係のない不必要な個人情報(社長、役員、従業員及び顧客の顔写真等)は掲載しないでください。
とありますので注意してください。
サービス提供時の様子は顔の写っていない写真や、著作権フリーの写真などを使うようにしてください。
著作権フリーの写真を使う場合は、お店・会社のスタッフやお客様でないことを注釈・キャプションなどに記載することをお勧めします。
◆地図
飲食店や美容院などの店舗ビジネスの場合は、店舗周辺の地図を載せるのも重要です。
店舗近隣の路線や駅、観光施設などのランドマーク、周辺環境を示すことで、集客が見込めることを伝えることができます。
駅やランドマークからの所要時間も記載しておくといいでしょう。
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