ものづくり補助金を得るための難易度と採択のポイント

ものづくり補助金は申請すれば、すぐに得ることができるのでしょうか。
今回はものづくり補助金の難易度と、採択されるためのポイントについて調べてみました。

■難易度は高め

補助金というと、条件を満たして申請すれば必ずもらえる、予算に達する前に早く申し込むことがポイントなど、早い者勝ちのイメージもあるかもしれません。
しかし、ものづくり補助金は、新事業を創出するために革新的な設備投資や開発を行うことが求められ、この趣旨を満たさない事業には補助金が与えられません。
ものづくり補助金の補助対象は幅広く、将来の収益を拡大するにあたって役立つものであることから、注目度が高く応募件数も多いです。
その中で、採択率は年度によっても差があるものの、およそ30~40%です。
100社応募したとして、60社から70社は補助が受けられないことになりますので、難易度は高いと感じます。年度によって差が出ることがあるのは、ものづくり補助金の制度内容やルール、審査項目などに変更があるからです。
そのため、申請前にその年度の要件やルールをしっかりチェックしてから行わないと、そもそも要件を満たさず、通らないので注意が必要です。

■事業計画書がポイント

ものづくり補助金が採択されるには、申請書や添付書類の形式的なチェックだけでは足りず、事業計画書の審査が重要になります。
事業計画書が採択されるには、何より審査項目を満たすことが大切です。
審査項目も年度によって異なるので、よく確認が必要ですが、求められるベースは大きく変わっていません。
その内容として、以下が挙げられます。
「技術面」として、製品やサービスの開発が革新的か、課題解決の方法が明確で具体的であることが必要です。
「事業化面」として、事業化の方法・スケジュールなどが具体的で、製品・サービスの市場性があること、企業の収益性・生産性は向上することも求められます。
さらに「政策面」として、地域経済への貢献など、国の政策に合致していることも必要です。
補助金というと、自社の事業の発展ばかりを考えがちですが、国の政策に合致することも求められるので、今の時代の社会に何が求められているのかも意識することがポイントです。
もうひとつ採択される可能性を高めるには、加点項目も意識しましょう。
この加点項目は年度によって変更があるので、事前の確認が必須です。
加点項目で求められる条件を満たすことで、採択される可能性が高まるので、よく検討して事業計画に盛り込み、実際に実行していくことが大切です。

■まとめ

ものづくり補助金の採択率は、年度によって異なるものの、おおむね30~40%と難易度は高めです。
人気の補助金であり、応募者も多いです。
採択されるためにも、審査項目や加点項目を意識し、ものづくり補助金の趣旨や要件にマッチする事業計画書の作成が求められます。

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