ものづくり補助金の成果をあげるために展示会で販路開拓

ものづくり補助金の交付を受けるためには、単に革新的な製品やサービスを開発するだけでなく、将来的な市場開拓や販路拡大を行い、企業の生産性や収益性を高めていくことも求められます。
その手段として、利用されているのが展示会です。
展示会の活用について見ていきましょう。

■展示会で販路開拓を

ものづくり補助金は、単に物を作る設備の導入を補助する制度ではありません。
企業の生産性や収益性を高める新規事業として、革新的な製品やサービス、生産プロセスなどを開発することが必要です。
そのうえ収益性を高めるためには、それを販売、拡大していくための市場性があるかの根拠を示したり、販路開拓なども事業として計画したりすることが求められます。
その手段として、よく活用されているのが展示会です。

■規模や場所もさまざまな展示会

展示会といっても、企業が単独で行う小規模なもの、地域などの同業者で集まって行うもの、業界団体が開催する全国規模のものから、アジアやアメリカなど海外で行う展示会への出展も考えられます。
飲食サービスの場合は、デパートの催事や消費者などが集まるイベントへの出展も、新たな製品やサービスを認知し、販路拡大のチャンスをつかむひとつの方法です。
業界や業種、新たな事業や製品、サービスの内容により、どのような展示会でプロモーションするのが最適か検討しましょう。

■中小企業 新ものづくり・新サービス展

中小企業 新ものづくり・新サービス展は、中小企業庁が主催する展示会です。
ものづくり補助金を活用して開発した新製品・サービス・技術などの成果を持って、事業に取り組んだ企業などが集まり、新たなビジネスマッチングなどを目的に展示会を行うものです。
出展する企業にとっては、ものづくり補助金で開発した新製品やサービスの販路拡大など、成果につなげられるチャンスが得られます。
一方で、訪れる企業などにとっては、生産性を飛躍的に向上させる製品やサービス、技術に実際に触れて説明を聞き、商談を行えるチャンスが得られます。
これまでにない新しい発想の取り組みで開発された新素材や、試作を繰り返して開発された製品、中小企業だからこそ実現できた細やかなサービスなど、業種を超えて事業者が抱える課題解決につながる出会いが期待できるのです。
調達コストを見直したい、事業を加速させる画期的なアイディアやサービスと出会いたいなど、目的を持った企業とものづくり補助金を活用した企業のビジネスマッチングが期待できる場です。

■まとめ

ものづくり補助金を活用した事業者が市場を開拓し、生産性や収益性を高めるためにおすすめなのが展示会です。
単独や業界団体などの開催する展示会をはじめ、中小企業 新ものづくり・新サービス展でのビジネスマッチングの機会も活用しましょう。

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