中小企業を支援するものづくり補助金は、現在多くの企業で活用されています。
補助金の額が大きいので、無駄なく活用するためにも、事前に活用例や成果事例を確認しておくことが欠かせません。
活用法次第でしっかりと成果を出すことができるのも、ものづくり補助金のメリットです。
今回は、ものづくり補助金の成果事例についてご紹介しますので、これから活用を検討している方は参考にしてみてくださいね。
■歯科医院の成果事例
歯科医院では、即日インプラントの確立による生産性を上げるだけでなく、感染症を防ぐための消毒・滅菌システムの導入を行うなど、付加価値向上計画や院内感染の防止につながる成果事例が発表されています。
またこのほかにも、先進医療の歯冠補綴物製作装置を導入し、地域歯科医院への貢献、歯科用プライヤージョイント部加工の生産性向上と品質向上を図る加工の開発につなげた歯科医院もあります。
■製材所の成功事例
製材所では、ダブルエッジャーを導入し、ヒノキ板材の生産体制を高度化させるほか、デザイン性に優れた北海道産樹種無垢フローリングの開発に成功した事例があります。
またこのほかにも、店舗用フローリングの開発と高機能塗装システムの確立を行ったり、木製単板クラフト製品へのデジタルフルカラー印刷による高付加価値化を実現したりと、次世代につながる開発に成功した企業も存在します。
■農業の成功事例
農業では、小豆やインゲン豆などの雑豆を原料とした酵素発酵による乾燥粉末素材の開発や、農産物のランク選別装置における画像処理装置の試作開発に成功した事例があります。
また価格競争力強化のための、新型自動塗装装置の導入による塗装技術の高度化、生産のプロセスの見直しや最新型複合旋盤加工機導入による高精度・生産性向上・新規市場開拓など、これまでにさまざまな成果事例が発表されています。
■ものづくり補助金の対象経費はさまざま
ものづくり補助金の対象経費は、機械装置費や技術導入費のほかにも、専門家経費などさまざまあります。
ものづくり補助金の活用の仕方は企業によって違いますが、事業計画に沿って活用することが求められるため、注意が必要です。
■まとめ
ものづくり補助金は、さまざまな企業で役立てられています。
今後も導入する企業が増えると予想されますが、まずはものづくり補助事業に積極的に参加している企業の活動例や成果事例をチェックし、自身のビジネスに役立ててみてはいかがでしょうか。
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